近くて遠い国と言われていた時代とは違い、多少なりとも軋轢はあるが日本と韓国はものすごく仲良くなった。

その理由としては文化の交流が盛んになったことが挙げられる。 特筆すべきはお互いが認めあった両国の食文化交流である。
日本には今回の議題であるキムチやマッコリと冷麺が広まり、韓国にはのりまきなど寿司が挙げられる。 さて今回の議題である本場キムチだ。
日本と韓国のキムチとはかなり味が違う。 もちろんキムチというと韓国が本場キムチ発祥の国であるが、日本のキムチは日本人に合うように作られていて、日本人にとっては親しみやすく、美味しい。
それでも韓国の本場キムチのほうがやはり美味しいと定評がある。 その理由としては韓国の本場キムチは唐辛子の育て方から日本とは大幅に違うと聞く。
韓国の土で育った唐辛子は辛いのだが、少しその感じ方が丸いと聞く。 しかしなぜか日本の土で育った唐辛子はただ辛いだけになってしまう。
それに韓国の本場キムチには様々な種類の塩辛を入れ、白菜や唐辛子の山の要素だけではなく、川や海の要素まで入れるから美味しいのである。 あと決定的なのは日本の漬物と韓国の漬物の漬け込む期間の違いである。
日本の漬物は、梅干しやぬかや粕漬けを除けばたいていは浅漬けと言ってあまり漬け込まずに食材の本来の味を楽しむのだが、韓国の本場キムチは塩辛などを加えたことによって乳酸菌など様々な味の要素が加えられているため、たしか即席のキムチという物も存在する。 けれども、たいていは寒い地方では雪の中に埋めたり、そうではないところでは温度調節ができる機械や温度が安定している場所で長期間熟成するというのが味の秘訣であり、それが日本と韓国の食文化の決定的な違いのなのである。
しかし日本のキムチも手をこまねいているわけではない。 岐阜県のある市では韓国の都市と姉妹都市が提携して本場キムチの作り方を学び、その市の名産品になっている。
それに各日本の漬物業者や飲食店でもキムチを手作りしたりして味が大幅に上がってきている。 韓国の本場キムチもさることながら、これからの日本のキムチも大いに楽しみである。

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